『入れ歯』と『インプラント』

入れ歯とインプラント

その方向性の違い

『デンタルインプラント』は欠けた部分を埋めたいという衝動性、『入れ歯』はちゃんと噛みたいという実用性からそれぞれスタートしているのではないかという推論は、あくまでも証拠に基づくものからではなく、ただ、そのものの構造・成り立ちからの想像に過ぎません。

しかし、デンタルインプラントが衝動から始まるという推論に首を傾ける方でも、入れ歯は当初から実用のために作られたという推論にはそれなりの説得力を感じるのではないでしょうか。

入れ歯は極めて不自然な形状のものです。学問上の呼称は『有床義歯』らしいですが、床部の上に義歯をずらりと必要なだけならべて、床ごと口のなかに入れるものです。インプラントについては歯になるだけ近い材質のものをなるだけ近い形に加工して、歯のかわりに埋め込むという「技術としては困難ながら発想はもっもと平凡」なものです。あくまで天然歯のイミテーションを代替物として用いる試みにすぎないのですから。

入れ歯とインプラント