スイープ運針キャリバーに挑戦したトリフォグリオの新境地
M8(エムエイト)。スパイ映画を彷彿させるスタイリッシュでミニマルな響きをもつシリーズ。
トリフォリグリオ イタリアが誕生させた従来のシリーズとは、あらゆる点で異彩を放っています。
いちばん大きな違いは、誕生から一貫してこだわってきた機械式から、あえてクォーツムーブメントに挑戦したことです。
搭載しているのは、セイコーVH-31のキャリバー。
1秒毎に秒針が進むステップ運針を採用する時計が多いなかにあって、機械式時計と同様、秒針がなめらかに動くスイープ運針にこだわりました。
この技術を可能にしているのは世界で唯一、セイコーだけです。
機械式時計の雰囲気をもったクォーツウォッチ
機械式にこだわってきたトリフォグリオ イタリアが、なぜクォーツウォッチを誕生させたのか。
デザイナーのバルディエリは、時計ファンの間口を広げることにほかならないと話します。
「機械式時計は手が届かない」
「初心者にはハードルが高すぎる」
「手頃な価格の機械式時計は故障やメンテが心配」
そんな声を聞き、精巧なクォーツムーブメントなら価格を抑えることができると、バルディエリはデザインに取り掛かります。
レトロ&モダンなデザインへのこだわり
トリフォグリオ イタリアの細部にやどるデザインへのこだわりは、M8にもいかんなく発揮されています。
バウハウス風のミニマルな文字盤、ドーム型のヘサライト(アクリル樹脂)の風防のヴィンテージ感。
それら細部が一体となって、トリフォグリオ イタリアの持ち味であるレトロ&モダンが醸し出されます。
個性的でありながら、ビジネス、カジュアルなどシーンを選ばない軽快さも持ち合わせています。
価格は税抜で2万円台~。
機械式時計の雰囲気とクォーツウォッチのメンテナンス性を兼ね備えるM8は、時計にこだわり始めた方、本格的なスペアが欲しい方、そしてデザイン性を好む方に最適なシリーズです。
バルディエリも、つけやすさのみならず、“機械式時計のよさ”が感じられるのがM8シリーズの魅力だと語ります。
「自動巻時計の奥深さや魅力を軽快に紹介するシリーズでもあります。つけてみればわかるはずです」
マットな風合いが上品なヌバックレザーのストラップにはNATOタイプもあります。
スペック
ケース: 316Lステンレススティール / 直径41 mm
ガラス: ドーム型ヘサライト (アクリル)
文字盤: エナメル
ムーブメント: SEIKO Cal.VH31 / クォーツ / スイープセコンド
ストラップ: イタリア製レザーまたはステンレスメッシュ
防水性能: 5気圧防水
生産国: イタリア
メーカー保証: 1年間
価格: レザー/ヌバックレザー 28,000円
ヌバックレザーNATOタイプ 30,000円
ステンレスメッシュ 34,000円(すべて税抜価格)
M8
Trifoglio Italia M8 – M8000SSBK
Trifoglio Italia M8 – M8000SSVW
Trifoglio Italia M8 – M8111SSBK
Trifoglio Italia M8 – M8111SSVW
Trifoglio Italia M8 – M8121SSBK
Trifoglio Italia M8 – M8121SSVW
Trifoglio Italia M8 – M8411SSBK
Trifoglio Italia M8 – M8411SSVW
Trifoglio Italia M8 – M8421SSBK
Trifoglio Italia M8 – M8421SSVW
Trifoglio Italia M8 – M8511SSBK
Trifoglio Italia M8 – M8511SSVW
Trifoglio Italia M8 – M8551SSBK
Trifoglio Italia M8 – M8551SSVW
トリフォグリオ イタリアについて
Trifoglio Italia(トリフォグリオ)は、数々のブランドで時計デザインを手がけるイタリア人工業デザイナー、アレサンドロ・バルディエリが設立した時計ブランドです。
中世ヨーロッパの時代、絵画に初めて描かれた時計は、文字盤が回転する「回転ディスク式」の時計(転盤時計)でした。
特に1970~80年代に人気を博した回転ディスク式の時計は、欧米や日本の様々な有名ブランドが数多く作りましたが、当時作られた国産の転盤時計は、現在ではプレミアのついたコレクターズアイテムになっています。
2010年にトリフォグリオを設立したバルディエリは、回転ディスク式の時計をはじめ、自動車のスピードメーターやラジオに触発された、レトロテイスト溢れる機械式腕時計をデザインしています。