ブラック&ホワイトの2トーン文字盤
限定モデル MILLIMETRO DUAL
針のない回転ディスク式のイタリア時計 トリフォグリオ 『ミリメトロ』
イタリア時計「トリフォグリオ」の『MILLIMETRO(ミリメトロ)』は、針を使用しない回転ディスク式の腕時計です。
『ミリメトロ』の文字盤は、3層構造の回転するディスクで構成されていて、外側のディスクが「時間」、その内側のディスクが「分」、そしてセンターのディスクが「秒」を表します。12時の位置にある扇型レンズの赤い線に揃った数字が現在の時刻を表します。
回転ディスク時計は、機械式時計が発明された14世紀頃に登場した世界初の時計で、針で表示する時計の発明はその後になります。
1970年代から80年代に回転ディスク時計は非常に人気があり、その時代の感覚を込めて新たにデザインされたのが『ミリメトロ』です。
イタリアのデザインウォッチブランド「トリフォグリオ・イタリア」
デザイナーのバルディエリの本業は、自動車関係ではなく建築およびインテリア関係でした。バルディエリは今やイタリアの有数な時計デザイナーの一人ですが、キャリアのスタートはアメリカのハリウッドでした。
イタリア系監督や俳優の間で建築とインテリアの仕事が話題となり、やがてイタリアのデザイン業界で注目されるようになりました。
有名な高級ウォッチブランドからデザインの依頼が来たことがきっかけで、次々と腕時計をデザインするオファーが重なり、2007年にバルディエリは建築をやめて時計デザインを専門にしました。
そして、自分の好きな時計を自由に作るため、2010年にトリフォグリオ・イタリアを設立しました。
「イタリアで建築の仕事をしていた時に昔の時計と出会いました。驚くべきことに、回転ディスク時計が世界初、そして最も古くからある時計です。
イタリアのルネサンスの絵画に初めて描かれた時計は回転ディスク時計です。このことを知って、この時計にとても興味が持った私は、初めから回転ディスクウォッチを中心に作りました」
回転ディスク時計には自動巻きムーブメント
トリフォグリオ・イタリアの時計は、全て自動巻きムーブメントを使用しています。回転ディスクのディスクは軽いとはいえ針よりずっと重いので、正確に回転させるトルクを発生させるのは自動巻きムーブメントしかありません。
50年前に作られた回転ディスク時計はまだ元気に動いています。トルクが比較的に低いクォーツムーブメントでは、数年後にムーブメントが故障する可能性があります。
『ミリメトロ』のケースは、直径42mmの316Lステンレススチール製で、ムーブメントは信頼の高い日本製のミヨタ Cal.8215 自動巻きムーブメントです。
また風防は、耐破砕性が高く、通常のミネラルグラスより傷がつきにくいK1ガラスに、サファイアコートを施しています。
黒と白のコントラストが冴えるミリメトロ デュアル
熱狂的なファンのいるミリメトロの新作『ミリメトロ デュアル』は、ファンの声によって誕生しました。
『ミリメトロ デュアル』のデザインは、1960年代のアメリカで熱狂的な人気のあったクルマのカスタム「ホットロッド」によく使われたホワイトレターのタイヤをイメージしています。
『ミリメトロ デュアル』では、スタイリッシュなデザインはそのままに、いくつかの仕様を改善しました。
・2色の文字盤に映える数字書体を採用。
・12時位置の扇型拡大レンズのサイズアップ。赤いラインも太くなって視認性が向上。
・ベルト交換が簡単なクイックリリース式バネ棒を採用。
・レザーベルトはイタリア製のヌバックレザーを使用。